NAME
YUTARO SUGISAKA
TITLE
プロフライフィッシャー
INSTAGRAM
PROFILE
1984年、愛知県出身。弟である杉坂渓亮氏とともに「杉坂兄弟」名義でフライフィッシングに関する情報を発信。TVやメディアへの出演のほか、YouTubeチャンネル『SUGISAKA Brothers』で魅力を伝えている。
Living my life comfortably,
in my own way.
in my own way.
Living my life
comfortably,
in my own way.
comfortably,
in my own way.
日々の心地よさに導かれて
広がっていく、
自分流のライフスタイル
湖へと入って行き、膝の上まで水がくるあたりで足を止めた杉坂友大郎さん。手にした釣竿を巧みに操り始めると、釣り糸の飛んでいく音が「ヒュッ」と鳴る。静かな空気の中に、躍動感が生まれた瞬間だった。
「釣り竿と糸は直接つながっているんです。フライフィッシングは歴史が古いので、道具も言ってみれば原始的な構造なんですよね。竿と糸の間にリールがないから、魚の動きが手に伝わってくる。何というか、魚の生命力がダイレクトに感じられるんですよ」
もとはイギリスの貴族たちのスポーツだったフライフィッシング。杉坂さんにとっては父がプロのフライフィッシャーとして活動していることもあり、ずっと身近な存在だった。自身が本格的に取り組み始めたのは24歳。その後プロになった。
「子どもの頃からプラモデル作りが趣味で、あとはずっとスポーツをやっていましたので、体を動かすのも好き。フライフィッシングには、そういう自分の心をくすぐるものがありました。というのも、この釣りは疑似餌となる毛針を自分で作るところから始まって、それを使って魚を釣る。戦艦大和のプラモデルを組み立てて池に浮かべて走らせる……なんて昔やっていたことに、どこか通じるものがあるんですよね。それに、水の中では、糸を投げ入れて釣り上げて……と、絶えず動きながらダーツや射的のように魚を狙う。川や湖まで辿り着くまでの道のりも、ハイキングに似ていますしね。幼い頃から好きだったこと、それもインドアとアウトドアの要素の両方があるから、引きつけられたのかもしれません」
「釣り竿と糸は直接つながっているんです。フライフィッシングは歴史が古いので、道具も言ってみれば原始的な構造なんですよね。竿と糸の間にリールがないから、魚の動きが手に伝わってくる。何というか、魚の生命力がダイレクトに感じられるんですよ」
もとはイギリスの貴族たちのスポーツだったフライフィッシング。杉坂さんにとっては父がプロのフライフィッシャーとして活動していることもあり、ずっと身近な存在だった。自身が本格的に取り組み始めたのは24歳。その後プロになった。
「子どもの頃からプラモデル作りが趣味で、あとはずっとスポーツをやっていましたので、体を動かすのも好き。フライフィッシングには、そういう自分の心をくすぐるものがありました。というのも、この釣りは疑似餌となる毛針を自分で作るところから始まって、それを使って魚を釣る。戦艦大和のプラモデルを組み立てて池に浮かべて走らせる……なんて昔やっていたことに、どこか通じるものがあるんですよね。それに、水の中では、糸を投げ入れて釣り上げて……と、絶えず動きながらダーツや射的のように魚を狙う。川や湖まで辿り着くまでの道のりも、ハイキングに似ていますしね。幼い頃から好きだったこと、それもインドアとアウトドアの要素の両方があるから、引きつけられたのかもしれません」
プロになり15年が過ぎた今は、地元の岡崎市に自身の釣具店も構えている。そして、竿や糸はもちろん、バッグのような周辺ギアやウエアまで、オリジナルで開発しているそう。
「竿や糸はもともと父も作っていたので、その流れでという感じです。服やサングラスについては、釣りの時間も自分が気に入っている格好がしたかったから。僕は以前からアメリカの文化に引かれていて、服だけでなく車や身の回りのものもそうですがクラシックなヴィンテージのテイストが好きなんです。でも、釣り仕様のアイテムとなると、そういうものがなかった。だったら作ってしまおうと(笑)」
エピソードだけ耳にすれば、圧倒されそうな熱量や行動力。事実、釣具店のみならずコーヒーロースタリーやクラフトビールのブランドも運営しており、その収益をもとに魚を養殖し日本国内数カ所の釣り場に還元するという取り組みも行っているという。しかし杉坂さん本人に気負いは感じられない。
「色々やっているけれど、周りの人に恵まれているというのもかなり大きいんです。僕は好きな人とものに囲まれて、やりたいことをやりたいようにやって、毎日を気持ちよく暮らしていたい。単純にそれだけなんです。釣りも運転も楽しいし、コーヒー豆を挽くことも、家族と料理をすることも……生活の一コマ一コマに楽しさを感じているんです」
その精神は、フライフィッシングにもどこか通じているのでは?
「そうですね、何しろ自由度が高いのが魅力。山が好きなら沢で楽しめばいいし、海に遊びに行くならそこで取り入れてもいい。毛針だって自作できるんですから。決まりはないので、自分の気持ちいいと思うところから入っていける。そうやって面白さを発見していくのって、いいじゃないですか」
「竿や糸はもともと父も作っていたので、その流れでという感じです。服やサングラスについては、釣りの時間も自分が気に入っている格好がしたかったから。僕は以前からアメリカの文化に引かれていて、服だけでなく車や身の回りのものもそうですがクラシックなヴィンテージのテイストが好きなんです。でも、釣り仕様のアイテムとなると、そういうものがなかった。だったら作ってしまおうと(笑)」
エピソードだけ耳にすれば、圧倒されそうな熱量や行動力。事実、釣具店のみならずコーヒーロースタリーやクラフトビールのブランドも運営しており、その収益をもとに魚を養殖し日本国内数カ所の釣り場に還元するという取り組みも行っているという。しかし杉坂さん本人に気負いは感じられない。
「色々やっているけれど、周りの人に恵まれているというのもかなり大きいんです。僕は好きな人とものに囲まれて、やりたいことをやりたいようにやって、毎日を気持ちよく暮らしていたい。単純にそれだけなんです。釣りも運転も楽しいし、コーヒー豆を挽くことも、家族と料理をすることも……生活の一コマ一コマに楽しさを感じているんです」
その精神は、フライフィッシングにもどこか通じているのでは?
「そうですね、何しろ自由度が高いのが魅力。山が好きなら沢で楽しめばいいし、海に遊びに行くならそこで取り入れてもいい。毛針だって自作できるんですから。決まりはないので、自分の気持ちいいと思うところから入っていける。そうやって面白さを発見していくのって、いいじゃないですか」
プロになり15年が過ぎた今は、地元の岡崎市に自身の釣具店も構えている。そして、竿や糸はもちろん、バッグのような周辺ギアやウエアまで、オリジナルで開発しているそう。
「竿や糸はもともと父も作っていたので、その流れでという感じです。服やサングラスについては、釣りの時間も自分が気に入っている格好がしたかったから。僕は以前からアメリカの文化に引かれていて、服だけでなく車や身の回りのものもそうですがクラシックなヴィンテージのテイストが好きなんです。でも、釣り仕様のアイテムとなると、そういうものがなかった。だったら作ってしまおうと(笑)」
「竿や糸はもともと父も作っていたので、その流れでという感じです。服やサングラスについては、釣りの時間も自分が気に入っている格好がしたかったから。僕は以前からアメリカの文化に引かれていて、服だけでなく車や身の回りのものもそうですがクラシックなヴィンテージのテイストが好きなんです。でも、釣り仕様のアイテムとなると、そういうものがなかった。だったら作ってしまおうと(笑)」
エピソードだけ耳にすれば、圧倒されそうな熱量や行動力。事実、釣具店のみならずコーヒーロースタリーやクラフトビールのブランドも運営しており、その収益をもとに魚を養殖し日本国内数カ所の釣り場に還元するという取り組みも行っているという。しかし杉坂さん本人に気負いは感じられない。
「色々やっているけれど、周りの人に恵まれているというのもかなり大きいんです。僕は好きな人とものに囲まれて、やりたいことをやりたいようにやって、毎日を気持ちよく暮らしていたい。単純にそれだけなんです。釣りも運転も楽しいし、コーヒー豆を挽くことも、家族と料理をすることも……生活の一コマ一コマに楽しさを感じているんです」
その精神は、フライフィッシングにもどこか通じているのでは?
「そうですね、何しろ自由度が高いのが魅力。山が好きなら沢で楽しめばいいし、海に遊びに行くならそこで取り入れてもいい。毛針だって自作できるんですから。決まりはないので、自分の気持ちいいと思うところから入っていける。そうやって面白さを発見していくのって、いいじゃないですか」
「色々やっているけれど、周りの人に恵まれているというのもかなり大きいんです。僕は好きな人とものに囲まれて、やりたいことをやりたいようにやって、毎日を気持ちよく暮らしていたい。単純にそれだけなんです。釣りも運転も楽しいし、コーヒー豆を挽くことも、家族と料理をすることも……生活の一コマ一コマに楽しさを感じているんです」
その精神は、フライフィッシングにもどこか通じているのでは?
「そうですね、何しろ自由度が高いのが魅力。山が好きなら沢で楽しめばいいし、海に遊びに行くならそこで取り入れてもいい。毛針だって自作できるんですから。決まりはないので、自分の気持ちいいと思うところから入っていける。そうやって面白さを発見していくのって、いいじゃないですか」
NAME
MIU
TITLE
モデル
INSTAGRAM
PROFILE
1996年、滋賀県出身。19歳からモデルとしての活動をスタート。女性誌『ViVi』(講談社)の専属モデルを経て、現在はファッションブランドの広告やカタログなどでも活躍。Instagramでのパーソナルな発信でも注目を集めている。
Finding people and the world
through what I love.
through what I love.
Finding people
and the world
through what I love.
and the world
through what I love.
好きなことを介して
出会っていく人と世界、
その流れの中に立って
自転車にラーメン、スキー、映画……、ここ数年は登山も。多彩な趣味を縦横無尽に楽しんでいるmiuさん。彼女のInstagramでも、そんな日々の一部をモデルとしての活動の様子とともに垣間見ることができる。
「18歳で上京した時に、自転車を手に入れました。都会の混雑した電車が苦手だったので、移動手段として。でも、乗っているうちに自転車そのものが好きになっていったんです。ランニングみたいに爽快感があるし、走ることに没頭できるし。そして何より、自分のペースで動けるというところが魅力だと感じました」
現在乗っている自転車も、こだわりが詰まった一台。オークションで出合った競輪のフレームをベースに、タイヤ、ハンドル……とパーツを揃えていって、友人に組んでもらったもの。
「車体は黒で、そこにホログラムのようなキラキラしたロゴが入っているんです。パーツは気に入ったものをひとつずつ集めていきました。一気に買い揃えることもできると思うけど、私はじっくり選んでいくのが好きなんです。近頃は、友人たちと夜に集合して、グループライドも楽しんでいますね。夜8時あたりに合流して、渋谷から浅草などに向かうんです。途中みんなでご飯を食べたりして、それが楽しいんです」
「18歳で上京した時に、自転車を手に入れました。都会の混雑した電車が苦手だったので、移動手段として。でも、乗っているうちに自転車そのものが好きになっていったんです。ランニングみたいに爽快感があるし、走ることに没頭できるし。そして何より、自分のペースで動けるというところが魅力だと感じました」
現在乗っている自転車も、こだわりが詰まった一台。オークションで出合った競輪のフレームをベースに、タイヤ、ハンドル……とパーツを揃えていって、友人に組んでもらったもの。
「車体は黒で、そこにホログラムのようなキラキラしたロゴが入っているんです。パーツは気に入ったものをひとつずつ集めていきました。一気に買い揃えることもできると思うけど、私はじっくり選んでいくのが好きなんです。近頃は、友人たちと夜に集合して、グループライドも楽しんでいますね。夜8時あたりに合流して、渋谷から浅草などに向かうんです。途中みんなでご飯を食べたりして、それが楽しいんです」
こんなふうに都会の暮らしを満喫する一方で、自然のある場所で過ごすことも。2020年、コロナ禍の最中にふと始めた登山は、今やライフワークになってきているよう。
「コロナ禍で出歩くことができず1日が長いなと感じていた時に、山に行きたいと思ったんです。私は思い立ったらすぐに行動するタイプ。“してみたい”と思ったなら、その時に動かないと気が済まない。そういう感覚で登ってみたら、“求めていたのはこれだ”という実感がありました。地に足のついた感覚があって、気持ちよかった」
また、山登りは人とのつながりを感じるひとときでもあるそう。
「私が山へ一緒にいく人たちはもともと飲み仲間。でも、みんなの知らない一面を見つけたりすることがあるんです。山を歩いている時って、本当にずっと会話しているから。何気ない世間話から、好きな映画や本について……というように、いろいろな話をしているうちに、お互いのことをもっと深く知り合える。そうやって、趣味を通して人とのつながりが生まれることに魅力を感じています」
自分の趣味や好きなことがハブになって、人と世界とがつながっていく。そういう流れに惹かれているのには、理由がある。
「今はスマホの画面を指ひとつでスワイプすれば、どんな情報も手に入る世の中。だからこそ、何かを介してつながっていくものや自分が実際に触れて得たことを大事にしたい。そして、自分も何かを媒介する人でありたい。今回もまさにそうですが、私自身が夢中になっていることをきっかけに、いろんな人に出会えたりするのが、とてもうれしいんですよね。だから私はこれからも、小さな画面の中で知って完結することではなく、フィジカルで感じたものを大事にしていきたいと考えています」
「コロナ禍で出歩くことができず1日が長いなと感じていた時に、山に行きたいと思ったんです。私は思い立ったらすぐに行動するタイプ。“してみたい”と思ったなら、その時に動かないと気が済まない。そういう感覚で登ってみたら、“求めていたのはこれだ”という実感がありました。地に足のついた感覚があって、気持ちよかった」
また、山登りは人とのつながりを感じるひとときでもあるそう。
「私が山へ一緒にいく人たちはもともと飲み仲間。でも、みんなの知らない一面を見つけたりすることがあるんです。山を歩いている時って、本当にずっと会話しているから。何気ない世間話から、好きな映画や本について……というように、いろいろな話をしているうちに、お互いのことをもっと深く知り合える。そうやって、趣味を通して人とのつながりが生まれることに魅力を感じています」
自分の趣味や好きなことがハブになって、人と世界とがつながっていく。そういう流れに惹かれているのには、理由がある。
「今はスマホの画面を指ひとつでスワイプすれば、どんな情報も手に入る世の中。だからこそ、何かを介してつながっていくものや自分が実際に触れて得たことを大事にしたい。そして、自分も何かを媒介する人でありたい。今回もまさにそうですが、私自身が夢中になっていることをきっかけに、いろんな人に出会えたりするのが、とてもうれしいんですよね。だから私はこれからも、小さな画面の中で知って完結することではなく、フィジカルで感じたものを大事にしていきたいと考えています」
こんなふうに都会の暮らしを満喫する一方で、自然のある場所で過ごすことも。2020年、コロナ禍の最中にふと始めた登山は、今やライフワークになってきているよう。
「コロナ禍で出歩くことができず1日が長いなと感じていた時に、山に行きたいと思ったんです。私は思い立ったらすぐに行動するタイプ。“してみたい”と思ったなら、その時に動かないと気が済まない。そういう感覚で登ってみたら、“求めていたのはこれだ”という実感がありました。地に足のついた感覚があって、気持ちよかった」
「コロナ禍で出歩くことができず1日が長いなと感じていた時に、山に行きたいと思ったんです。私は思い立ったらすぐに行動するタイプ。“してみたい”と思ったなら、その時に動かないと気が済まない。そういう感覚で登ってみたら、“求めていたのはこれだ”という実感がありました。地に足のついた感覚があって、気持ちよかった」
また、山登りは人とのつながりを感じるひとときでもあるそう。
「私が山へ一緒にいく人たちはもともと飲み仲間。でも、みんなの知らない一面を見つけたりすることがあるんです。山を歩いている時って、本当にずっと会話しているから。何気ない世間話から、好きな映画や本について……というように、いろいろな話をしているうちに、お互いのことをもっと深く知り合える。そうやって、趣味を通して人とのつながりが生まれることに魅力を感じています」
自分の趣味や好きなことがハブになって、人と世界とがつながっていく。そういう流れに惹かれているのには、理由がある。
「今はスマホの画面を指ひとつでスワイプすれば、どんな情報も手に入る世の中。だからこそ、何かを介してつながっていくものや自分が実際に触れて得たことを大事にしたい。そして、自分も何かを媒介する人でありたい。今回もまさにそうですが、私自身が夢中になっていることをきっかけに、いろんな人に出会えたりするのが、とてもうれしいんですよね。だから私はこれからも、小さな画面の中で知って完結することではなく、フィジカルで感じたものを大事にしていきたいと考えています」
「私が山へ一緒にいく人たちはもともと飲み仲間。でも、みんなの知らない一面を見つけたりすることがあるんです。山を歩いている時って、本当にずっと会話しているから。何気ない世間話から、好きな映画や本について……というように、いろいろな話をしているうちに、お互いのことをもっと深く知り合える。そうやって、趣味を通して人とのつながりが生まれることに魅力を感じています」
自分の趣味や好きなことがハブになって、人と世界とがつながっていく。そういう流れに惹かれているのには、理由がある。
「今はスマホの画面を指ひとつでスワイプすれば、どんな情報も手に入る世の中。だからこそ、何かを介してつながっていくものや自分が実際に触れて得たことを大事にしたい。そして、自分も何かを媒介する人でありたい。今回もまさにそうですが、私自身が夢中になっていることをきっかけに、いろんな人に出会えたりするのが、とてもうれしいんですよね。だから私はこれからも、小さな画面の中で知って完結することではなく、フィジカルで感じたものを大事にしていきたいと考えています」